となりのスゴイ・中国

中国の、風景、習慣、食べ物、本、グッズ

世界読書日

   だ、そうですよ。

 これ・・日本じゃあんまり・・・知られていない。

 

  子供向けの中国のサイトを見てたら、ですね

 読書の習慣をつけよう!的な啓蒙動画でしたが、

 この日に色んな記念日が重なっていて、読書の日

 と、世界的に制定されたようです。

 

  日本の出版界や本屋さんがこれを契機??ってんですか

 騒がないのは?なぜですか??

  あの日がチョコレートだったり、

  あの日がカーネーションだったり、

  あの日がケーキだったり、

 それぞれに商魂逞しいその業界の人たち、

 存外おとなしい。

  この日に本をプレゼントキャンペーンってな

 ことにはならないんですかね。

  また、この日に合わせて、本屋大賞??的な何かを

 やりそうなもんですけどね。

 

  ということで、

 話はちょっと飛びますが、

  その視点で、最近読んだ本でずば抜けているのは

  こちら『ともぐい』川崎秋子著

   やっぱり、これですかね。

  直木賞をとろうがとるまいが、図抜けていた。

 

   実は、このテーマ

  北海道とくまさん、テーマは古くて新しい題材で、

  そうですね~少なくとも、忘れてるのも含めて

  5冊以上は、くまさんとニンゲンの物語は読んでる。

  それが主たるテーマでないものも含めちゃうと

  多すぎて分からなくなりますが、

   吉村昭さんの『熊嵐』

   『慟哭の谷』などなど、

  の作品をこの『ともぐい』が超えました。

 

   どうしてどうして、なかなかの登場人物の

  設定で、

   あの熊さんもやっぱニンゲンには敵わないよね・・

  ってお話、機会がありましたら、どうぞご一読を。

 

   世界読書の日にあたって、

  わたしからのお勧めの一冊です。

民調示超六成希望自民党下野

中国でも岸田内閣危ないぞ の報道

  このニュース、中国の方がどの程度、関心と理解があるのかは

  不明。

   上のように報じられ、上のようにしかめっ面の岸田首相の

  写真を取り上げた上で、

  日本の新聞記事を引用、紹介する記事が搭載されてました。

 

   記事の中で、自民党”黒金”丑聞・・と、言ってますが、

  黒金は、ブラックマネーは、不正所得の意味でお使いのようですよ。

  まぁ、あってますけどね。

  丑聞は、これでいいのかなぁ~・・まぁ、確かに醜聞ってか、

  スキャンダルではありますしね・・

   後の記事の内容は、この間の岸田内閣支持率とか、

   その黒金の調査の、そして、岸田本人の政治団体の処分がない

  ・・とか

  まぁまぁ、この間、日本のマスコミが取り上げている問題を

  ほぼそのまま掲載。

   とりたてての、論評はないものの、

   危ういぞ!!自民党の記事でした。

 

   これとは、別につい先日、その岸田首相が、

  靖国神社に例によって??玉ぐし??だったか何だか

  参拝はしないもののそんなん捧げてましたよ!!報道と

  昨日だったかそれに対する、中国政府の正式・・っても

  毎回毎回同じですが見解を発表!!って流れになって

  いて、まぁ~この二つが、

   中国ネット上で今見られてますけど、

  中国の人、これ、理解というか、

  どうな、感じなんですかね。

 

   やっぱ、日本は変!!

  と思ってるんでしょうね。

   

中国現在ーNOW 迎接世界読書日

  へぇ~・・そんなのがあるんだぁ~・・と

 初めて知ったのですが、

  「世界読書日」なんだそうですよ。

  子供たちに本を!!ってな運動を中国で

 されてるようですが、

  はて?日本は??聞いたことがない。

 

  この日というか、この週間というかこの

 行事、是非すすめていただきたいですねぇ~

  子供のころから読書の習慣をもつのは、

 本人よりも周囲の人の責任でしょうし、

  少なくともそうした環境が周囲にあれば

 それを手に取り、それに関心を小さいときに

 寄せれば、その後はあとは本人次第ですしね。

 

  これ、もし、

  日本にないなら、

  真似てほしいですね。

『パッキパキ北京』ー6

   さて、昨日も書きましたように、別段この

  小説そのものをご紹介するつもりはないので、

  勝手に、かなり独断的な読後感を書いてこの

  本に関するお話を終えたいと思います。

 

   この小説はですね別段、

  中国・・・書こうとしたのでもなければ

  中国・・・を書きかたった訳でもないし、

  中国・・・と、書こうと思ってもいなくて、

   主人公、菖蒲さんの故事なわけですね、

  そんでもって、その時期が

  たまたま、コロナ盛んなるその時で、

  たまたま、北京にいくことなっちゃった、

   その物語でした。

 

   わたしの見たところ、

  主人公、菖蒲さんご自身はどうやら、北京と

  いうか、中国での生活が合ってない??と

  お思いのようですし、そんな記述もありますが。

   どうして、この主人公結構中国に馴染むと

  いうか、中国的?とでも言いますか、その~

  慣れたらの話ではありますが、この人、日本より

  中国の合ってるかも・・・

  ってのが、読後感で、往々にそうしたことはあって、

  ご本人?が気づかないというか、傍目と自分の

  感じてるのは違うよね・・・という小説ですね。

 

   この菖蒲さんのご主人こそが、典型的な日本型

  の日本人らしい。そしてまた、よくこうした

  あまり適応しそうにない人たちが、中国に派遣され

  苦渋の日々を送る・・ってのが、日本企業のある

  型ですね。

   逆に、中国から日本に仕事でいらしている中国の

  人たちの割合は上の逆で、大概は適応できてそりゃぁ

  多少日本の沿わない人たちがいるという逆転の数字

  になるはずです。

   これって、例えば、生活の便利さの問題ではありません。

  中国もどんどん利便さから言えばそんな見劣りするところ

  はなく、そこには問題がなくて、

   そこが、民族といいうのか、環境というのか、

   結局は適応能力というか、順応性というか、早い話

  あんまり気にしすぎない人が早く溶け込める。

   この意味で、

   菖蒲さん、有望ですね。

 

   菖蒲さんには、是非ですね、

  もっと長いこと北京に滞在して、

  冬以外の北京、春この時期の北京や

  暑い熱い北京も語ってもらいたかったですね。

『パッキパキ北京』ー5

  ようやく?この本の中身の?紹介に入りますよ。

 ・・とは言え、わたしのことですから、この本の

 故事(ストーリー)をここで長々とご紹介することはない。

 ですので、そちらをご期待の方は他の方の情報をご覧ください。

 

  ここでは、わたしの読後感想を綴っていきます。

 昨日、書いたのは入国成功!!まで、

  多分ですが、あの時点でもう中国の異様さ?ってのは

 菖蒲さんお気づきになったと思います。

  秘書の方が青島まで迎えに来てくれてるようですが、

 結構この青島→北京の移動だけでもそこそこ証明書やら

 なにやら大変なことになってるはず・・・

 

  さてさて、彼女の北京滞在生活や如何に??

 多分この作品で書かれている、滞在マンションはわたしの

 想像してるあそこだと思いますが、

  彼女(主人公・菖蒲さん)北京の中心部でないと、かなり

 ご不満のようですが、どうして、あそこはまだ好いほうで

 なかなかにあれで、条件としては悪くない、というか、まぁ

 北京であそこに住めればいいんじゃない?と思うのはこっち

 だけで、こんな不便というか中心街から外れたところに・・

 の彼女の思いは、彼女らしさが出ている。

 

  一度も出てこないので、彼女多分?中国のスマホ持ってない。

 使ってない。これはですね、結構大変ですね。直接の大変さは

 ないものの、何かにつけての大変さは彼女も感じたはず。

  日本のスマホを持って行って使ってはいますよね。

 でも・・・やっぱり、色んな中国アプリを入れておかないと

 不便ですよね。いや、不便を今は通り越してるな。

  また、全く中国語を解せずというか、普通?北京単身赴任の

 連れ合いの元へ・・となった時点で多くの後追い渡中者は、

 都内で簡単な中国語教室に行ったりですね、企業によっては

 そうした教室を手当てしてくれる企業もあります。

  まぁまぁ、度胸のいい彼女はそんなのは気にもせず、

 ずっと、日本語で通してますね。長くいるつもりもなかった

 のでしょうが、それにしても、彼女の小気味いいのは、

 その日本語をボソボソと使うのではなく、堂々とですね

 例えば外食の際の注文も物おじせず、ってとこが小気味いい。

  どうやら、長くいるご主人の方もあんまり中国語は使え

 ないようで、そうなると、やっぱり、気にするしないは別に

 しても、結構大変ですよね。同情しちゃいます。

 

  お住いのマンションはそこそこ住環境としては悪くない、

 話はしました。また、マンションそのものですね、居住空間

 として、彼女らの東京の住宅事情があまり語られてませんが

 それよりは、いいはず??

  マンション下検問所?も、一般の?中国人が居住してる

 その管理体制とは同じようでいてあれで違ってるんです。

 

 また、お二人同時にコロナに感染してます。

 更には愛犬、ペイペイの世話。

 別々の部屋に隔離??状態でのコロナ克服の数日は本当に

 大変だったでしょうね。病気になる、しかも、感染症、しかも

 外国、しかも、中国で・・・

  は、想像以上に大変だったはずです。

  でもでも、そこでもめげない、菖蒲お姐さん・・りっぱ。

 

  そして、迎える中国最大の祭典??春節ですよ。

 北京の冬の寒さについても記述されてますが、これがまた

 国外ということもあっての大変さはよく分かります。

 

  結論。総じて言えば、

  この物語、

  菖蒲姐さんの、コロナ克服物語というより、

  菖蒲姐さん、中国克服物語です。

 

『パッキパキ北京』ー4

  ようやく、この本『パッキパキ北京』の

 中身?に入りますよ~、

  故事グ~・シ、物語は2022年年末、

 時あたかも中国はってか世界中が コロナ騒ぎ?

 のその時、主人公は独り中国へ・・・って

 ところから始まりますが、

  最初に言っちゃていいのかどうか、物語は

 な~んにも起きませんよ、

  殺人事件はもとより、誰かが急に何か病気になる

 とか、誰かが誰かを好きになるとか、その手のことは

 な~んもなく終わります。

  ガッカリ?ですか??

  まぁ、そういわず、それでて面白いんですから

 読んでみて下さいよ。

 

  まず、設定として、主人公菖蒲さんは結婚してまして

 その旦那がお仕事の関係で北京在住、

  物語の始まりは、菖蒲さんは独り東京にいまして、

 早い話がこの旦那、北京に単身赴任でした。

  序に加えておくと、旦那との年の差が確か20歳

 だったかな、年上の旦那です。

  それが、コロナもあって、頼れる人が傍にいて欲しい

 との哀願?を受けて、菖蒲さんが中国へ・・・

 

  時あたかも、コロナ最盛期。

 ってことで、まず、この入国が大変でしたでしょね

 わたしもその経験はありませんが、大体の想像?はつく。

  中国ってこうなると、こうなると・・ってのは一旦

 こうしたことがあるともう、徹底してやりますね、

 その徹底さはちょいと異常と言ってもいいでしょう。

  そこまで・・・ってくらい、やるので、

 菖蒲さん、入国の為には北京に行きたいのに、一旦、

 ここだけが窓口?として開かれていた青島チン・ダォ

 に運ばれ?てしまいますね。

  菖蒲さん全く中国語できません。ですので、周りを

 見渡し、また傍の人たちのやり方などをみて、入国審査。

  菖蒲さん国外旅行は初めてではないようですので、

 入国審査やらあの入国管理官の窓口を通るのは知っては

 いたとは思いますが、

  何せ飛行機に乗るその前の段階でのコロナ未罹患証明書

 とか、様々な普段は不必要な証明書が必要。

  かつ、2週間だったかな?有無を言わせずのホテルでの

 隔離?生活・・・これは日本でもやってたのか・・

  ということで、北京に行くはずが青島のホテルへ

 しかも、勝手な異動はできませんからバスでの護送です

 よね、そんな出だしがあの時のあの頃の中国コロナ対応

 が実際に作者が体験したかどうかは分かりませんが

 結構詳しく書かれていて、まぁまぁ、わたしには

 この編も楽しい・・・かな。

 

  多分?わたしも知っているあの青島のホテルでしょう。

 そして、彼女は青島といえば、青島ビールでしょ!

  ってんで、そこへもわざわざ見学に出かけてるよう

 ですが、だ~れもいない工場ってか遊園地ってか

 そりゃぁ面白くも何ともないよね・・・

  そして、中国式?新幹線で北京へ・・・

 

  が最初のくだりです。

 

  いや!違った、最初は確か彼女、菖蒲さんの

 東京での彼女のお友達との交流?場面があった。

  そこで、作者は読者のこの菖蒲さんなるお方の

 考えや性格や嗜好などをさりげなく、披露してました。

  このやり方も上手でしたね。

 

  そして、北京での再会・・・のあとはまた明日。

 

『パッキパキ北京』ー3

     綿谷りさ著、『パッキパキ北京』

     集英社刊。

 

  昨日、この「パッキパキ」についてのお話を

  しておりましたが、

   まだ、これにこだわってまして、今日も又

  このお話なんですが、スミマセン!!なかなか

  本の中身に入っていけなくて・・。

    このあと、そのお話を・・・。

 

   「パッキパキ」がどうした?

  というと、こうした、形のない音もないものを

  音としてとらえるこの擬音だけでその雰囲気というか

  感じを表現できるのは日本語が優れている点で、

  優れてはいるんですが、それをキチンと説明しよう

  とすると結構厄介というか、まして、それを日本語を

  理解しない人に伝える・教える・説明するのは

  かなり難しい・・・・ってのは分かっていただけ

  ますよね。

 

   日本人は結構これが好きというか、便利に使って

  まして普通にというか、多様しています。

   お気づきでした?

   日本人にとってはなんの不思議もない、

   こうした擬音といいますか擬態といいますか、それを

   文字にしちゃう日本人。

   オノマトペ、と言われております。

   雨がシトシト・・・、爆発音がドッカ~ン!ってな

   具合に。

 

    で、この本のお話に戻ると、

   まだ、題名のところにいて、「パッキパキ」が

   訳せない。

   音だけ中国語にすると「帕基帕基」(パジ・パジ)

   くらいのもんでしょうが、これだと、

   「パッキパキ」の最初にッがはいり後ろにはッが

   入っていないこの「パッキパキ」ではなく、

   「パッキパッキ」と両方にッが入っちゃうのと、

   元より中国の「帕基帕基」にも意味がなくて”音”

   だけなんで、よく外国人の人名に音を充てる際に

   「帕金森氏病」パ・ジン・ス・シ・ビン 

   パーキンソン病  とか

   「帕梅拉」パ・メィ・ラ  パメラとか

    使われてはいますが、

   「帕基帕基」から、日本人が思い浮かべるその~

   昨日お話ししたような状態・・・緊張とか乾燥とか

   ハキハキってのも日本語にもありますが、

   中国語のその~利索リ・スゥォというか・・

    きびきび感?は汲み取れない。

    これは困った!困ったがないものはしょうがない。

 

    では、これを訳す訳者は一体どうするんだろう、

    中国語訳版はまだ出版されてないようですが、

    それを待ちますか・・。

 

   こんなのをパッパ!と訳しちゃう人がいるんですよ

   チャチャと訳して、ホイホイと出版されることを

   楽しみにしています。