となりのスゴイ・中国

中国の、風景、習慣、食べ物、本、グッズ

そして、春巻きに

  昨日書いた、中国での春餅ツゥン・ビン。

  それを、日本ではこれをまた、油で揚げることで、

  「春巻ル ツゥン・ジュァル」になったには

 それなりの何か?はあるのでしょうが、今では

  誰もが?こちらを支持??

  名前に「春」の字が入っていても誰もそれを

 気にする風もなく、

  その由来というか何故これが「春」

 なのかも関係なくいただいてるわけですね。

  本来?なら、この春巻きの中の具材も

 「春」でなくてはならない??「春」を食すのが

 「春巻き」なはず。が、そんなことはお構えなし。

 

  これとはまたちょっと違いますが、

 これまで「春」の食べ物を見てきましたが、

 毎日の暮らしの中の食の部分で、

 食べ物がその季節を示し、季節を食す!

 めぐる季節を感じ、またその季節を迎える喜び

 など、季節の移り変わりを食べ物で感じる

 機会というか、その結びつきは年々弱くなって

 来ているのは何も中国に限らずで、日本だって

 世界中のどの国にも言えることでしょうね。

 

  それは、暮らしそのものが、季節と乖離して

 季節に関係なく暮らし、暮らせるようになった。

  冬でも家の中は暖かいし、

  夏でも家の中は涼しいし、

  春野菜も夏の果物もいつでも買える、

  季節の変わり目を今何で感じるかというと

 花粉症とか、熱中症とか、

  身体はやっぱり季節に影響されその都度

 自然の力を見せつけられ、

  初めて?季節を知る。

 

  その季節と、その季節の節目の日と、

 食べ物が強く結びついてた時代はますます遠のく、

  そして、ますます、季節を感じなくなり、

  自分がいま、どこで、どの季節にいるかも

 分からないそうした生活を、

  ニンゲンは、快適!と言っている。