まだ、昨日の続きで、中国のテレビドラマ
「三大隊サン・ダー・ドゥィ」のお話です。
中国で一体年間どれくらいの本数のテレビドラマが
制作され、その中で、所謂こうした、刑事ものに分類
される作品が何本あるのかは分かってませんが、
多いでしょ、相当数あるはずです。
そん中で・・ってのは、そうした刑事ものでこれは!!
と、評判をとるのはそうそう多くはない。
しかも、こうしたドラマは別段今年に限って製作れてる
わけじゃないので、これまでのその数たるや、星の数だけ・・・
と思うのです。で、この作品のようにその中でもヒカル、
ウリってか、工夫ってか、他とは別の視点を持ち込むのは
だんだん難しくなってきてますよね。無論、時代は動いて
ますから、刑事ものだって以前とは違ってきてますよ、
み~んなスマホ持ってますからね・・・
以前のようなアリバイが・・・とかはもうあんまり・・
でも、犯罪自体?は、人を殺したり、薬物を・・・的に
そんな大きく変わらんわけです。
・・・何を言いたいか・・・
どのドラマも新機軸ってのを狙ってる?わけですよ、
他にはないなにか、他とは違うなにか。
その点でこのドラマが秀逸だった点を幾つか。
刑事の・・というか、警察官を主役にしてその人たちの
生き様を見せてくれるんですが、小説にせよ、映画にせよ、
こうしたドラマにせよ、
頑なまでの警察官魂?ってか、この男(別に女性でも)は
なんでこんなに、諦めずに一途にわき目も振らず犯人を
追いかけるその執念?ってか、折れない心が凄い!!
程兵(主人公)は、一刑事として、家庭を犠牲にし、
娘とのエピソードも何回かに渡ってストーリーに彩り?を
それますが、それもまた、捨てなくてはならず、
自分を頼りにずっと一緒に仕事をしてきた仲間。
三大隊の隊員たちもまた、自分のことからバラバラとなり
警察の職を辞する人たち。それでもなお、自分を隊長と
思い、慕い、集まり、手伝う。
七叔チー・スゥもとの職場の先輩であり上司であり師
と仰ぐ人にも、犯人を捕まえられないうちに彼の死を知り
しかも、その時にそばに居れなかったり・・。
幾度も困難があり、諦めない。
この執拗なまでの思いはいったいどっから来るの??
途中途中にいくつもの山があり、谷があり、
ひとの一生ってどうなんだろう、こんなにドラマチックでは
ないにしても・・・・そうだよね・・・と・・・
そして、戻ると、この男の執念、一人の人間として
そうしたものを持てた幸せ???が
最後には追っていた犯人を逮捕!!
取調室での対峙!!
うまい作りでした。