となりのスゴイ・中国

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中国電視劇  三大隊4

  日本のそれも同じですが、いわゆる

 ドラマだったり、小説だったり、映画だったり・・

 のどれでもいいんですが、「警察もの」とわたしが

 呼んでいる、舞台が、主人公が、主題が、

 その骨格の部分が警察を題材にしたときですね、

 もう、普通に?書いたり、描いたりしてたのでは、

 物足りない・・・ってか、二番煎じになってします。

  当たり前ですが何かしらの新機軸を打ち出さないと

 人気は得られない。

 

 ということで、これは日本でも同じでですが、近年は

 警察官が主人公であっても、必ずしも事件そのもの

 ではなく、職場での葛藤だったり、

 自分の生い立ちだったり、

 犯人に肩入れする?警察官だったり、

 警察学校やら、職場を離れた家庭を・・・

  の工夫が必要となりました。

 

  そこで、この三大隊の場合は、

 当初の事件そのもの??よりもですね、その

 犯人を追いかける執念のところにありますよね。

 

  その”執念”って、男性的なそれと女性的なそれが

 この二つは違うと思いますね。あって、このドラマは

 見事にその男性的”執念”を描き切っています。

 

  上の画像は、三大隊のおひとり、警察を辞してから

 レストラン経営に乗り出し、大成功!大繁盛の店の

 店主となるんですが、役名忘れたった。

  それでも、程兵(隊長)が有力な情報を得て、犯人を

 探しに遠くの町へ行こうとすると、

  隊員たちはみな、一緒に行きたがる、行ったからとて、

 必ず見つかる保証はないんですよ、

  それなのに、仕事も店も投げうって??行きたがる

 そんな亭主を責める奥さんとの二人のやりとりシーン。

 

  女性の彼女には理解できない、なんで???と、

 なんであんたが行かなくちゃなんないの??と、

  ですよね・・・普通は?そうですよね。

  でも、亭主、彼のほうは行きたい、一緒に探したい

 犯人を捕まえるその時、その場所にいたい・・・

  ここに、たぶん、男性のその執念と

  女性の執念のそれは、違うようですよ。

 

  その最たるものが、

  程兵の、奥さんとの離婚、娘の自分に対する冷淡な態度、

  それでもなお、

  あきらめない、程兵。

  この人が異常なのかというと・・・

  こういう人がいてもいいよなぁ~と

  思わせる不思議なドラマでした。

 

   作者は何を訴えたかったのでしょう・・・

  諦めちゃダメだ・・ってことでしょうか、

  違いますね、

   自分は何にこだわるか・・・

   そのこだわりがどんだけの価値があるか・・

   それは自分にしかわからない価値ですよね、

   それをどう持ち、どう育て、どう維持していくか

   そんれを持てた人は、

  はた目にはどんなにヘン?でも、幸せなのかも。