となりのスゴイ・中国

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2024年春節聯歓会ー2

  まだ、昨日のお話の続きです。

  中国のその年末特別番組「春節聯歓会」がどんなに凄いか?

  ってお話なんですが、ご覧になった方にはお分かり頂ける

  と思います。

 

  その内容について昨日は書きました。

  今日はそれ以外の部分での凄さも書いていきますか。

 

  まぁ、伝統というか歴史というか、過去の流れもあって

  この年末の特別番組は中国国民にとってそりゃまぁ~

  時代の変遷はあるものの、いまでも、一年を通じて一番?

  関心のある番組でしょうね。

  ってことは、それだけ期待も大きいわけで、

  今度はその期待に応えるべく、それを作る側が大変です。

 

  まずは、その日本の紅白歌合戦はCMの入らない・・ってか

  ほぼ国営放送がやってるので、その予算の取り具合なんかは

  分かってないのですが、まぁそこそこかけてるでしょ。

  その予算の多くは何ですかね、出演料??

 

  中国のこの番組も、中国国営放送CCTVがやってますが、

  この番組に関わらず、宣伝は入ります。しかもお年玉付き?

  それどころか、この年末特番は作るほうも見るほうも

  力がはいってますんで、スポンサーに名を連ねたい企業

  は少なくない。この番組に宣伝スポットを打てれば全国の

  人が見てますからね、・・・ってことで、このCM枠は

  恐らくですが相当な高額のはず・・・それでも全国に

  名だたる酒造メーカーとか、今年はクルマのメーカーとか

  まぁ~かなりの額を要求されると思いますので、それなりの

  大企業ってか、儲かってるところじゃないと無理ですね。

 

  そうした集めた金がこれまた、相当なはずで・・・

  要するに予算的にはきっと中国のほうが楽?ってか、使える。

  それもあっての、番組作りはこれもかぁ~!!ってくらいに

  お金がかかってます。

  出演者数も昨日書きましたように、歌手が一人出てきて歌う

  的なものよりも、多くの踊り子さんだったり、子供たちだったり、

  武芸家や伝統芸能の人だったり、数的にも多いです。

  全部ではないでしょうが、演出上、この人たちの衣装を準備

  するだけでも・・・そして、舞台装置、映像装置、

  いやいや・・・お金かかってんなぁ~っては分かります。

 

  番組、オープニングってんですか、

  毎年ここの表紙??の部分も凝りに凝ってるんですが、

  今年もまた、コンピュータも使い、かなり凝ってましたね。

  数年前なんかあんまり凝りすぎて、わたしなんかは、

  コンピュータ映像多用のそんな画像をどうだ!!と見せられ

  ても、それって・・・中国じゃなくてもできるじゃん!!

  ってか、中国あんまりこれに頼らないほうが・・・と

  思っていた。

 

  今年はそこんところも、うまいことあんまり行きすぎず・・

  でしたが、驚くのはこの最初の扉の部分が、

  舞台に司会者が出てきて、「新年好!!」と

  マイクに第一声を発するまで10分程度ありましたね、

  10分もの間、年越し気分を盛り上げる特殊?映像で

  もたせるあたりからも、

   番組にかける意気込みと、かける費用とが

  見て取れる演出でした。

 

  ・・・というくらい、

  力は入っていたということで、これ中国本土だけじゃなく

 世界中にいる中国の人たち(華僑)や、仕事で世界に出てる

 人たちにも向けられてますしね。

 

  結果、視聴率発表になって30パーセントだそうで。

  へぇ~そうなんだぁ・・・ってのと、

  まぁ、14億の三分の一かぁ~てのと、

  両方でちょっと意外でした。