まだ、昨日のお話の続きです。
中国のその年末特別番組「春節聯歓会」がどんなに凄いか?
ってお話なんですが、ご覧になった方にはお分かり頂ける
と思います。
その内容について昨日は書きました。
今日はそれ以外の部分での凄さも書いていきますか。
まぁ、伝統というか歴史というか、過去の流れもあって
この年末の特別番組は中国国民にとってそりゃまぁ~
時代の変遷はあるものの、いまでも、一年を通じて一番?
関心のある番組でしょうね。
ってことは、それだけ期待も大きいわけで、
今度はその期待に応えるべく、それを作る側が大変です。
まずは、その日本の紅白歌合戦はCMの入らない・・ってか
ほぼ国営放送がやってるので、その予算の取り具合なんかは
分かってないのですが、まぁそこそこかけてるでしょ。
その予算の多くは何ですかね、出演料??
中国のこの番組も、中国国営放送CCTVがやってますが、
この番組に関わらず、宣伝は入ります。しかもお年玉付き?
それどころか、この年末特番は作るほうも見るほうも
力がはいってますんで、スポンサーに名を連ねたい企業
は少なくない。この番組に宣伝スポットを打てれば全国の
人が見てますからね、・・・ってことで、このCM枠は
恐らくですが相当な高額のはず・・・それでも全国に
名だたる酒造メーカーとか、今年はクルマのメーカーとか
まぁ~かなりの額を要求されると思いますので、それなりの
大企業ってか、儲かってるところじゃないと無理ですね。
そうした集めた金がこれまた、相当なはずで・・・
要するに予算的にはきっと中国のほうが楽?ってか、使える。
それもあっての、番組作りはこれもかぁ~!!ってくらいに
お金がかかってます。
出演者数も昨日書きましたように、歌手が一人出てきて歌う
的なものよりも、多くの踊り子さんだったり、子供たちだったり、
武芸家や伝統芸能の人だったり、数的にも多いです。
全部ではないでしょうが、演出上、この人たちの衣装を準備
するだけでも・・・そして、舞台装置、映像装置、
いやいや・・・お金かかってんなぁ~っては分かります。
番組、オープニングってんですか、
毎年ここの表紙??の部分も凝りに凝ってるんですが、
今年もまた、コンピュータも使い、かなり凝ってましたね。
数年前なんかあんまり凝りすぎて、わたしなんかは、
コンピュータ映像多用のそんな画像をどうだ!!と見せられ
ても、それって・・・中国じゃなくてもできるじゃん!!
ってか、中国あんまりこれに頼らないほうが・・・と
思っていた。
今年はそこんところも、うまいことあんまり行きすぎず・・
でしたが、驚くのはこの最初の扉の部分が、
舞台に司会者が出てきて、「新年好!!」と
マイクに第一声を発するまで10分程度ありましたね、
10分もの間、年越し気分を盛り上げる特殊?映像で
もたせるあたりからも、
番組にかける意気込みと、かける費用とが
見て取れる演出でした。
・・・というくらい、
力は入っていたということで、これ中国本土だけじゃなく
世界中にいる中国の人たち(華僑)や、仕事で世界に出てる
人たちにも向けられてますしね。
結果、視聴率発表になって30パーセントだそうで。
へぇ~そうなんだぁ・・・ってのと、
まぁ、14億の三分の一かぁ~てのと、
両方でちょっと意外でした。