となりのスゴイ・中国

中国の、風景、習慣、食べ物、本、グッズ

志願者活動、ここからはじまったボランティア

   今日もまだ先日来の、四川汶川大地震にふれて書きます。

  あの大災害で、中国ではそれまでなかったボランティア活動・・・

  を初めて知った。

  まぁ、ありましたよ、自治体が組織したり、町内会レベルといって

  いいのか、細々としたそうしたその手の活動はありました。

   が、それまでのボランティアはそうした組織に促され、または、

  知り合いが、誰かに頼まれて、無償で助けに向かう、

  そんな形で存在していました。

 

   ですが、この時、この地震の被災を見て、矢も楯もたまらず、

  自分のことをうっちゃって、すぐに、バイクを駈けて駆けつけて人、

  被災地に入れずに中継都市で、物資の仕分けなどにあたったひと、

  現地に入るための道路を確保する人・・・。

   この時から、中国の志願者活動(ボランティア)がはじまったと

   いっていいでしょう。

 

    それまでは、中国では知りもしない誰かの為に無償で何かを・・

   という、概念がなかった。

    概念がないものは定着しない。

    この大災害で初めて知ったわけです。

 

    未知の地方の、未知の人の為の無償の行為があるんだということを。

   そして、自らが踏み出せばそれは、そうした人たちへ感動を与え、

   手を差し伸べる人が日を追って増え、大きな力となること。

 

    その意味でも、08年奥林匹克を間近に控えていた中国は

   この点で、大きく転換しました。

    この点も忘れないほしいものです。