そもそもが、わたしの場合この小説を手に取ったのが、
舞台が中国、ってことで、読み始めてます。
まぁまぁ、だいたい中国に関する本はそれだけで
気がひかれて、買っちゃうというか手に取るというか。
そんな感じですが、その度合いもちょいと異常です。
となれば、この小説への関心もそこにあります。
満州が舞台。中国小説で東北地方が舞台となるのはほぼ
戦争を背景にしてのこの時代です。
ただ、今回がちょいと他とは違ってるのは、戦争のみ
或いは戦争の結果をそこを舞台に書いてるわけではない。
これが、新しかった・・・かな。
さて、中国・東北、李家鎮 リ・ヂャ・ヂェン
鎮は、中国の行政区分の中ではわりと田舎?のことでして
市より下??少ない人口のところの呼び方で、日本の町・・
かなぁ~、中国では焼き物で有名な、景徳鎮 とか
芙蓉鎮という名作映画がありましたが、この 鎮 です。
ですので、この小説の舞台は、小さな?町を舞台に
展開されるわけでして、
その「地図」のお話ですね。
もうちょっと、そのヒント?ってか、突っ込んで
この李家鎮のこと、書いてほしかったなぁ~
多分?あそこのことだろうと想像してますが、
そこは、ただ・・鎮ではなく、市ですけどね。
更に、李の姓は中国では一番多いので
ちょいと調べただけで、中国には7か所の
李家鎮があるようですよ。
この作家さん恐らく中国には行ってない。
資料と想像でお書きになってるんだと思う。
全くそれで何の不都合もないですが、ただ、
それにしても、もうちょいと、李家鎮の町の
様子書き込んで欲しかった。