となりのスゴイ・中国

中国の、風景、習慣、食べ物、本、グッズ

方便麺3 列車編

乗ったらすぐに・・・

   昨日はその、中国の連続テレビドラマ。とりわけ、警察もの

   に頻繁に登場する、カップ麺を食す人、そのお話でした。

 

    今日はまた、違うシーンでですね、わたしがすぐに

   思い浮かべるのは、わたしが、中国にいるのは当然?旅行者

   ですからして、旅の途中にあるわけですね。

    かつ、中国ではあんまり・・ってか、飛行機での移動は

   どうも、移動!!って感じで、旅の気分ってんですか、旅情

   ってんですか、味わえないので、時間が許すなら列車ですよ!

   列車!!できればこっちは急がないので、中国新幹線でなく、

   ですねできれば普通車、寝台車・・・の選択が多い。

 

    で、今日のお話になるんですが、列車内で実によく目にした

   のが、このカップ麺を持ち込んで食べてる人たち。多い!!

    ご存じですかねぇ??ごくごく簡単に言うと、中国はお茶

   文化がまずあって、また、乾燥の度合いがひどい地域も多く、

   かつ中国のお茶は、茶葉をバッと器に注ぎ、お湯をドバドバ

   法式。つまり、急須的な道具は要らず、茶葉と杯子ベィ・ズ

   があればOK・・って、かなり端折った説明をしてますが、

   要するに、どこでもお湯は貰える??ってか、お湯はついて

   回るってか、この場合で言うと、列車に必ず給湯場というか

   給湯器が設置されてまして、いつでもお湯は使い放題。

    ・・・が中国の基本。お湯はどこでも貰える。

 

    となればですね、お湯があって、カップ麺もある。

   そりゃまぁ、下手な??駅弁よりはいいよね~ってことに。

   もっとも駅弁的なものは、なくて、時間になれば弁当は

   売りには来るんですがね、これがまた、中国人感覚では

   高いんですよ、旅人の足元をみてるかもね。

    そこで、これですよ。

    もう、席に着いたかどうか、と思ったらお湯を汲みに。

   あつあつの容器をそろそろと持ち帰って、席に着けば即

   あちらこちらから、ズルズルズルズル、メンをすする音が。

    他人の食べてるのはこれが美味しそうに見えるんですよ。

   特にこっちもお腹が空いてて、冬なんかの寒い時に、熱々

   のを啜ってるのを聞いて見てるとね・・・。

 

    この印象がとても強い。さて、時代は中国の列車も

   どんどん高速化。中国式新幹線、動力車が主力?となって

   まぁ以前よりはずっと近代的ですし車内も綺麗!!

    近い距離の移動だと、いわゆる出張族なんかも多くて、

   日本のそれと、そう変わらない雰囲気・・・・

    ・・・ところがいましたよ、そんな中でも、ズルズル

   の人が、どこか田舎から出てきて帰るんでしょね、初めて

   こうした列車に乗ったのかも・・・、周りの取り澄ました

   雰囲気に全く動ぜず、メンをすすってる親子が・・・

     いま、中国でもちょっと論議を呼んだりしてますね、

    新幹線の中でカップ麺は如何なものかと・・・

    ってことは、この風景もまもなく見れなくなるという

   ことですかね。

    あの人たちは貴重な??人たちだったんだぁ~!!