となりのスゴイ・中国

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刘慈欣『三体』的作者

作家、劉慈欣。「三体」作者

    今日で、この中国小説に関する話題を終えます。

   『三体』だけで、一週間も書いたしね。

 

   今日は、作品を離れて、それ以外の部分で気づいたこと

   書いていきます。

    この作者、この作品を読むまで、わたしは知りません

   でした・・・って、偉そうか??これでも、中国の作家の本、

   他人様よりは多く手にしてるし、知ってるつもり・・・

    で、この方が、ひとつはSFの分野で活躍されてたらしい

   ので、そのせいでしょ。中国のSF本、あんまり見ない。

   たま~に、手に取った短編があれこれ・・SF??ってのが

   何冊かあるんですが、その出来具合もそんな良くなかったし。

 

    まぁまぁ、彼のことに戻ると。

    どのインタビューだったか、映像で彼が答えていたのに・・・

   「・・SFってのは、その国がある程度発展、近代化しないと

    認められないもので、貧困にあえぐ国では成り立ちにくい・・」

      かなり、要約して適当にはしょって書いてますが、

    これ、彼の発言で、なるほどね!!と思わせた。

    つまり、中国語やっと??いまその段階に来たかその状態、

    ってことをおっしゃりたいんだろうな・・・と思って見てた。

 

     この方、まぁ、こんなにも爆発的に世界中でこの本が売れに

    売れたんで、いろんな所へ行って、ってのは色んな国で、

    取材を受けてます。英語圏のインタビューの方が面白いのは

    その質問の内容が優れてるからでしょ。

    日本でも、インタビューに答えてますが、飾らない人だぁ~

    ってのがわたしの印象。質問にわざと?難しく答えることも

    なく、(いるんですよ、作家によっては、そんな難しく話して

    どうなるの??的な)今置かれているご自身のこの急激な注目

    にも、戸惑うこともなく、かといって、奢ることもなく、

    淡々と応えてます。

     中国のサイトでもこの手の映像がたくさんあって、なかなか

    面白く拝見しました。

     先を急ごう!!

  

     1963年のお生まれだそうですので、先日のドラマの

    「家族の名において」でも書きました。90后ジュゥ・リン

     ホゥと言われる、この世代がいま中国のあらゆる分野で

     活躍してますよね。

      そうだ、あと何日かで確か、彼のお誕生日ですよ。

 

      この年代の、SFってのをちょっと今後は注視して

     見たいと思わせられましたね。

      この年代にとっての、「啓示」って、興味ありますね。

     しかも、中国の。

 

      この作品を読んでいて、どのあたりだろう、割とすぐ

     だったかなぁ。これ、映像になるな・・ってか、映画化

     されるでしょ!!と思わせたのは、作者にその意図が

     あったかどうかは別にして作品自体がかなり映像的でした。

 

      ドラマ化もされているようです。

     古今東西、SF作品の映画はこれまた多いと思いますが、

     恐らく??ですが、この映画化は上手くいくでしょ、

     何故なら本がいいから。

      実は自分ではまだその映像のほうは見ていないのですが、

      これくらい、誉めといて、この一週間の

     『三体』話題を終えます!!

 

       全く個人的なことですが、この前に書いていたのが

     「家族の名において」という中国ドラマの話題。

      そして、この小説「三体」。

      どちらも、本土?(中国)ではむろんのこと、日本でも

      多くの方が絶賛したものを取り上げました。この手?の

      わたしが書かずとも、それこそネット上はその関係情報

      で溢れてるんだし、そっちにお任せしておけば・・・

      という、感じがず~っとしていて、そこに違和感が

      あり、もうちょっとみんなが今は知らない、中国話題に

      この先、戻りたいと思っています。