となりのスゴイ・中国

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江南の旅とウイキョウ豆

  中国で春!と言えば、詩にも名高い

 江南の春 です。

 

  どこの春もそれはそれで楽しめるんですが、

 この地域は水郷も多く、それが緑と相まって、

 とても、のどかな春を感じることができるので

 好んでこの時期にここらを旅した。

 

  何度か訪れてますが、

 あの辺りをブラブラしていると、北国の人間に

 とっては、一足先に春を独り占めできた感が

 あって、ひときは心地よかった。

 

  そんな、江南の春に出てくる、春らしい食材と

 いえば、菜の花。

 

  ですが、今日取り上げたこの豆は、

 ソラマメです。何故か?中国の人の説明では

 ウイキョウ豆と言われ、

  まずその、ウイキョウに馴染みがないもので、

 あぁそうですか・・と食べてみたら、やっぱり、

 ソラマメじゃないですか!!

  それって、味付けのことを言ってますよね、

 何度もそう言ってるのに、ウイキョウ豆だと言って

 聞き入れてもらえないので、

  ここはもう、茴香豆 フィ・シャン・ドゥ

 でいいです!!

 

  要するにですな、紹興という町に行って、

 紹興は、紹興酒紹興です。

  そして、鲁迅 ルー・シュン 日本語読み、ロ・ジュン

 ゆかりの酒場でこのお酒のつまみにこれがあって、

  春!暖かな、ポカポカとした日差しの中、のんびりと

 これを肴に昼日向から仕事もせずに、

 紹興酒をお猪口でいただいてると、

  あぁ~春だよね~

  ・・・と実感。

 

  別に春じゃなくたってここに行く人は

 ここで、このお酒の肴にこれを食べてるんでしょうが

  何故か、わたしの中での春の一シーンは

  こんな風景の中にあります。