となりのスゴイ・中国

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「高考」的問題!

   表題の「高考的問題!」には、日本語では二つの

  意味がありますよね。

   一つは、「高考」の制度としての、問題。

   今一つは、「高考」で出題された、問題。の二つ。

 

   昨日お話ししたのは、制度上の問題の話をしました。

  少しだけですが、書いた。たくさんある!って意味の中の

  その中の少し・・・だけふれた。

   でも、言いたかったのは、制度上の問題はあります。あり

  ますが、それって改善していけばいいし、それこそ、

  黙ってはいない、中国の人たちですの、色んなところで発言

  しています。父兄も黙ってないです。加油!!

 

   問題は、昨日も言った、これって”ふるい”ですからね、

  どうしたって、”ふるい”にかけて、落としたいんですよね、

  でも、その”ふるいの網”って、適正ですか、細か過ぎませんか?

  ”ふるい”を持ってる人の、手は正しく動いてますか?

  ふるい落とされた人への配慮ってありますか??

   的な問題があるのは、外から見ていても、中にいる人も

  気づいてますから、だんだんに変わっていくでしょ。

 

   今日はもう一つの、「高考」で出題されて問題のお話、

  今年のでは、日本でもちょっと問題になってましたが、

  ナント!あの、習近平の語録に関する問題が出題されました。

   これって、ちょっとね・・・

   前にもありましたよ、誰かをあげて、その業績やら作品の

  意図するところを読み解く・・・的な出題はありました。

   でも、それって、数千年前に亡くなっている、詩人や

  故事に関するもので、少なくとも政治色?はなかったのに。

   この問題は、そりゃまぁ、習近平の論文やら語録を細目に

  見ている人はいいですよ、知ってれば。

  そこにいるなら、立場が例え反対であっても、作文ですもんね。

  そりゃあまぁ、全然反対の考えであっても、試験問題ですから

  して、名文で褒め上げればいいわけですよ。それって技術の

  問題ですから、それ位の文章が書けなくてどうします。

   でも、習近平のそうしたものに接する機会がなかった、

   共産党党員家庭でもない、普通の?人にはこれ、困る。

 

   中国の大学を受験する身だからといって、その時々の

  政府のトップの考えを、受け止め評するなんてのは、

  大学へ入る門の前で、問われなくてはならない問題とは

  思えない。

    多分、これ、この問題を試験問題に入れた人は、

   習近平の憶えよく、褒められたりもするでしょうが、

   この問題を作った、その作成側の、知性が問われる。

   大学に入りなおした方がいいでしょうね。

 

   ほかの教科でも問題があったのかどうかは、まだ

   聞こえてこない。

    まぁ、何をやるにしても、問題は山積。

    それよりも、その問題のどう対処し、

    その問題の解決策をどうやって見つけるか?

    を考えれる、学生さんを育成しないとね。

    よく、中国の学力??ってんですか、世界レベルで

    比べて、だいぶ以前に日本を抜いて・・・ってところに

    あるようですが、学力と同時に、知力も高めて貰いたい。