となりのスゴイ・中国

中国の、風景、習慣、食べ物、本、グッズ

伊府面 イ・フ・ミェン

  そろそろ、この麺話も終わりにしょうと思ってますが、

  昨日書いてて、気づいた。

   何度か、中国の人にとって、麺ってのは小麦ですよ、

  小麦を使ったのを、~面といっていて、その意味で

  中国の人の言う、メンは、日本人のその~めん類より

  広い。そして、日本人のいうところの、そしてここで

  取り上げてるのは、中国の人にとっては、

   面条メン・ティァオ

   と、呼んでいるその小麦の捏ねたのを細く伸ばした

  やつですよね。

   ですので、正確には??この間ずっと書いてきたのは、

  面条の話です。

  

   この代表的?面を取り上げてますが、まだまだあり

  ますし、この面のどんぶりに入れた具材から名付け

  られる、××面、例えば、牛肉麺ニィゥ・ロウ・ミェン

  的なのを全部上げてるときりがない。

   でも、そうした面で美味しいのも沢山あって、紹介

  できるといいのだが、それは、もうどなたかが詳しく

  ネット上で紹介されていると思うので、そちらを・・・

 

    それで、ここでは製造法だとか、形状だとか、

  ちょっとこの面変わってるよねぇ~ってのを紹介して

  います。

   今日、取り上げるのは、ずっと南、広州、

  食い倒れのまち、「食は広州に在り」の広州で

  友人から紹介された、 伊府面 イ・フ・ミェン

  です。

    名前を聞いて、メニューでこの面の字を見て、

  だいたいのところ、つまりこれって、伊という

  偉いお役人かなんかのお屋敷、府、に伝わる

  お金持ちの家の伝統秘伝料理だろうな・・・

  くらいは分かった。

   製造法が変わってました。説明によると、粉を

  ねるときに、水を一切使わず、卵でねるんだそうで

  ほぉ~相当昔からあるというから、さすがは金持ちの家

  だね、と思ってたら。更にそれを油であげるんだそうで、

  なんでまた??と思ったが、きっとこれ、むかしは特に

  南で食品を長く持たせるには油であげとく・・・てのは

  まぁ~一つの手?ですよね。長期保存ですよ。

   その点で、いまのインスタントラーメンに似ている。

 

   わたしがご馳走になったのは、その面の上にまた

  広州の海の幸、的な海老さんだのなんだのが乗っかった

  ちょと豪華なやつで、地元の人は何かのお祝いの時に

  これを食すとおっしゃってました。

   味ですかぁ~、面そのものはまぁまぁ、ただの??

  小麦粉をねった面とはそうね一味違いますが、でも・・

  普通に??メンをうって、の方が馴染んでるのと、

  上の具材が美味しかったので、そっちに気をとられ

  もっと違う調理法でこの面食べてみたいな・・・と。