となりのスゴイ・中国

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中国現在ーNOW 2018年5月李克強

2018年5月来日

   まだ、李克強前首相の死亡に拘っている。

  思い出すために、古い新聞のスクラップブックを引っ張り出して

  きて、見てみると。

  彼が北海道を訪れた、2018年5月を引っ張りでしてきて。

 

   来日の目的は、「日中韓首脳会談」出席。

  安倍晋三首相、韓国の文在寅大統領、そして李克強首相の

  三か国会談が9日、北朝鮮の核・ミサイル開発の放棄に

  向けた連帯。経済や人的交流を活発化させる方針を三か国

  で確認。

   このあと、李氏は10日に天皇陛下と会談したあと、

  北海道入り。

 

   ここだけ見てるとこの頃、とっても上手く行ってた

  ように見えますが、違いますね。

 

   これと時期を同じくして、中国外相が北朝鮮を訪問。

  これが足慣らし?で、7・8日金正恩遼寧省大連

  で、習近平主席と会談、ってなことをやっていて、

  中国としては非常にちぐはぐな動きをこの頃してて、

  習近平金正恩の仲むずましいようすが映像として

  全世界に発信されてました。

 

   いろいろ周囲が違った動きを見せながらも翌日から

   の日・中・韓、会談は共同宣言までこぎつけます。

   日本は11年ぶりに、中国からトキを送られたりして。

 

   翌日、李首相は天皇陛下と会談。

   天皇陛下と中国の首相と会談は温家宝首相以来

  8年ぶり。

   そっから北海道へ。

 

   わたしは、北海道に住んでるので、とても印象に

  残ってますね。彼はというは李首相は南の生まれの

  方で、南で役人生活もしてますし、元々は?南の人

  だと思うですが、存外、北への思いも強い人だった

  ようで、それはまぁ~遼寧省という北の省のトップを

  していた影響も大きいでしょうが、彼の視線はよく

  ”北”を見ていたと思います。

   中国の指導部の主だった人たちは南の人が多く、

  また経済発展の面でも、中国は南から手を付けて成功

  しているので、その成功体験を持った指導者が多いのは

  うなづけますね。

 

   彼の北への思いは、結構強くて、来日の際の北海道

  訪問はきっと彼の方からの希望だったと思います。

   多分?日本政府としても予想外の訪問先で、日程的

  にも、何も遠くまで・・と思っていたはずですが、

   これまた、日本側の都合だったとは思いますが、

  なんと!この北海道訪問に安倍首相がベッタリ?

  くっ付いて歩くという念の入れようで、あれはあれで

  ちょっと異例でした。

 

  憶測ですが、恐らくこの北海道訪問は本人のたっての

  希望だったはずで、北海道を一度見ておきたかったの

  だと思いますね。

   北海道知事(高橋はるみ知事)とは、知事が訪中した

  おりにちょうど、遼寧省トップだった彼とは面識が

  ありましたし、稲作技術など農業の面を見学したかった

  のでしょうが、何故か?安倍首相帯同でトヨタ自動車

  苫小牧工場に足を運んだりもしています。

 

   おぉ~、思い出の新聞記事を紹介するだけでこんなに

  長い話になってしまった。

   明日またちょっとこの先を。