となりのスゴイ・中国

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中国現在ーNOW 編劇(脚本家)

中国テレビドラマ2019年作品

  脚本家、山田太一が亡くなれれた知らせを受けて、急遽?

 今日、書こうと思っていたのを、変更。

  彼が日本のテレビ界というか、テレビドラマの歴史に残した

 足跡は、消えることはないと思う。

  ・・・と、同時に、今書いているこの中国ドラマの話でも、

 中国だって、そういう、優れた脚本家が出てこないと・・・

 というか、もうすでにその頭角を現している、人たちに期待

 をしています。

  ”ホン”ですよね、先ずはそこでしょ。それがあれば、中国

 役者さんはもう沢山いますしね。

  で、何をとりあげ、何をどう訴えるか??時代をどう・・

 が、山田太一さんが教えてくれたように、”時代”の表現者

 あって欲しい・・ってのが、わたしのテレビドラマに求める

 一番ですね。

  「ふぞろいの林檎たち」は、あの時代のあの若者たちの

 生きづらさ?を

  「岸辺のアルバム」は、あの時代の、日本の家庭を、

 それぞれ、描いて、わたしたちに考える機会を与えてくれた。

  どうよ?これでいいの?こんなんあり?・・・と。

 

  同じく、この傾向が?中国で見て取れたのが、上の画像

 の中国ドラマ都挺好』ドゥ・ティン・ハォが  これが、秀逸。

  これ、日本では放映になってないですか??

  まだ、人気ありますからね、買えないかなぁ・・・

  見る人はもう、みんなネットなどで見てるから、いまさら?

 かもね。

  2019年の制作らしいですが、わたしが見たのは20年に

 なってからなので、尚更、つい最近の感じがしてます。

 中国の友人知人が、誰もが褒めた、

 誰もがこれ見るべき!と言ってた。

 

  テレビドラマのことを取り上げてずっと書いてますが、

 テレビが家庭に入って。しかも、どの国も同じと思いますが、

 映画産業がそれに伴い斜陽化。映画の人たち、役者さんやら

 監督やらそうした人たちがどっと、テレビ業界へ。

  そんなかで、映画とは違う、その、2時間ちょっと位で

 一本の作品をつくるのではなくですね、40分位の時間の

 ドラマを繋げて提供するという新しい形と、

  いまいま!をどう捉え、いまいまの問題にどう立ち向かい、

 いまいまの対処、考え方、世の中の人たちの考え、等々を

 映像として提供し、社会へ・・・

  の新しい形が生まれてからちょっとして、単に娯楽??

 としてではなく、社会に何か訴えるジャンルが出現。

  そして、最初から?映画よりテレビに接せる機会の

 多い世代がその次に育ってきて・・・の今ですね。

  その世代が最初からテレビを意識?してのドラマ作り

 が始まり、いろんなジャンルというか、娯楽ですからね、

 どう楽しめせるか、ですが、

 わたしは、その時代、その社会を描いたものが好きですね。

 ですので、どうしても、中国にもこれを期待!!

 何故って、中国問題ありすぎでしょ!いくらでも題材が

 あるじゃないですか。

  かつ、時代をあの国は物凄いスピードで駆け抜けようと

 してますから、その一瞬をとらえて記録して欲しい。

 かっこよく言うなら、ダイナミック変わろうとしている、

 そんな中で普通の人たちはどう、

  生まれ、恋愛し、家庭を築き、仕事をし、年をとって

 いくのか・・・が、描かれたドラマを見たいと思ってます。

 

  それって、まぁ~、小説でもいいんですし、これを

 わたしはセンスがないので、音楽で表現されてもあんまり・・

 分かんない!という寂しさはあるんですが、

  表現の方法はともかく、そうしたものを見たいし、

 作ってももらいたい。

  

  山田さんがお亡くなりなったことを知り、

 また、ひとつ、時代が終わったな・・と感傷にふけっている。