綿谷りさ著、『パッキパキ北京』
集英社刊。
昨日、この「パッキパキ」についてのお話を
しておりましたが、
まだ、これにこだわってまして、今日も又
このお話なんですが、スミマセン!!なかなか
本の中身に入っていけなくて・・。
このあと、そのお話を・・・。
「パッキパキ」がどうした?
というと、こうした、形のない音もないものを
音としてとらえるこの擬音だけでその雰囲気というか
感じを表現できるのは日本語が優れている点で、
優れてはいるんですが、それをキチンと説明しよう
とすると結構厄介というか、まして、それを日本語を
理解しない人に伝える・教える・説明するのは
かなり難しい・・・・ってのは分かっていただけ
ますよね。
日本人は結構これが好きというか、便利に使って
まして普通にというか、多様しています。
お気づきでした?
日本人にとってはなんの不思議もない、
こうした擬音といいますか擬態といいますか、それを
文字にしちゃう日本人。
オノマトペ、と言われております。
雨がシトシト・・・、爆発音がドッカ~ン!ってな
具合に。
で、この本のお話に戻ると、
まだ、題名のところにいて、「パッキパキ」が
訳せない。
音だけ中国語にすると「帕基帕基」(パジ・パジ)
くらいのもんでしょうが、これだと、
「パッキパキ」の最初にッがはいり後ろにはッが
入っていないこの「パッキパキ」ではなく、
「パッキパッキ」と両方にッが入っちゃうのと、
元より中国の「帕基帕基」にも意味がなくて”音”
だけなんで、よく外国人の人名に音を充てる際に
「帕金森氏病」パ・ジン・ス・シ・ビン
パーキンソン病 とか
「帕梅拉」パ・メィ・ラ パメラとか
使われてはいますが、
「帕基帕基」から、日本人が思い浮かべるその~
昨日お話ししたような状態・・・緊張とか乾燥とか
ハキハキってのも日本語にもありますが、
中国語のその~利索リ・スゥォというか・・
きびきび感?は汲み取れない。
これは困った!困ったがないものはしょうがない。
では、これを訳す訳者は一体どうするんだろう、
中国語訳版はまだ出版されてないようですが、
それを待ちますか・・。
こんなのをパッパ!と訳しちゃう人がいるんですよ
チャチャと訳して、ホイホイと出版されることを
楽しみにしています。