となりのスゴイ・中国

中国の、風景、習慣、食べ物、本、グッズ

『パッキパキ北京』ー3

     綿谷りさ著、『パッキパキ北京』

     集英社刊。

 

  昨日、この「パッキパキ」についてのお話を

  しておりましたが、

   まだ、これにこだわってまして、今日も又

  このお話なんですが、スミマセン!!なかなか

  本の中身に入っていけなくて・・。

    このあと、そのお話を・・・。

 

   「パッキパキ」がどうした?

  というと、こうした、形のない音もないものを

  音としてとらえるこの擬音だけでその雰囲気というか

  感じを表現できるのは日本語が優れている点で、

  優れてはいるんですが、それをキチンと説明しよう

  とすると結構厄介というか、まして、それを日本語を

  理解しない人に伝える・教える・説明するのは

  かなり難しい・・・・ってのは分かっていただけ

  ますよね。

 

   日本人は結構これが好きというか、便利に使って

  まして普通にというか、多様しています。

   お気づきでした?

   日本人にとってはなんの不思議もない、

   こうした擬音といいますか擬態といいますか、それを

   文字にしちゃう日本人。

   オノマトペ、と言われております。

   雨がシトシト・・・、爆発音がドッカ~ン!ってな

   具合に。

 

    で、この本のお話に戻ると、

   まだ、題名のところにいて、「パッキパキ」が

   訳せない。

   音だけ中国語にすると「帕基帕基」(パジ・パジ)

   くらいのもんでしょうが、これだと、

   「パッキパキ」の最初にッがはいり後ろにはッが

   入っていないこの「パッキパキ」ではなく、

   「パッキパッキ」と両方にッが入っちゃうのと、

   元より中国の「帕基帕基」にも意味がなくて”音”

   だけなんで、よく外国人の人名に音を充てる際に

   「帕金森氏病」パ・ジン・ス・シ・ビン 

   パーキンソン病  とか

   「帕梅拉」パ・メィ・ラ  パメラとか

    使われてはいますが、

   「帕基帕基」から、日本人が思い浮かべるその~

   昨日お話ししたような状態・・・緊張とか乾燥とか

   ハキハキってのも日本語にもありますが、

   中国語のその~利索リ・スゥォというか・・

    きびきび感?は汲み取れない。

    これは困った!困ったがないものはしょうがない。

 

    では、これを訳す訳者は一体どうするんだろう、

    中国語訳版はまだ出版されてないようですが、

    それを待ちますか・・。

 

   こんなのをパッパ!と訳しちゃう人がいるんですよ

   チャチャと訳して、ホイホイと出版されることを

   楽しみにしています。